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交流電化区間の主力701系普通列車(花巻駅にて) |
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東京と青森を最短距離で結び、沿線8都県のうち、一駅だけわずかにかすめる茨城県を除く全ての県都駅を要する、言わば日本第二の国土軸を成す幹線。総距離739.2キロは国鉄/JR線最長路線でしたが、平成14年の東北新幹線八戸開業、22年新青森開業により盛岡〜青森間が第三セクター化された結果、山陰本線、さらに東海道本線にも抜かれて現在は3位に転落しています。
昭和末期まで数多の優等列車の行き交う華やかな路線でしたが、現在は東海道・山陽本線同様長距離輸送は新幹線にシフトしており、在来線は都市近郊区間の輸送がメインとなっています。列車運行は大宮までが京浜東北線の北部区間、黒磯までが通称宇都宮線として列車本数は多く設定されていますが、黒磯以遠の交流電化区間は、大都市仙台近郊以外はそれほど高頻度の列車運行はありません。車両も多くは総ロングシート、ワンマン対応車両が短編成で運行されているものが多く、むしろ長距離幹線を感じさせるのは高頻度運転を行っている貨物列車ではないでしょうか。
本線以外に尾久、利府方面への支線があり、また埼京線も東北本線の支線です(このサイトでは別線として扱います)。さらに平成27年には仙石東北ラインとして塩釜駅(分岐点は松島駅構内)と仙石線高城町駅を結ぶ支線が開業しています。 |
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