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山田線
山岳線に配置されていたキハ52(山岸駅)
岩手県都盛岡から北上山地を越えて太平洋岸の都市宮古までを結ぶ102.1キロの県内路線です。北上山地を横断する人口希薄な地帯を通り、かつ盛岡〜宮古間の輸送は並行国道を走る特急バスに押され、国内有数の閑散路線となっています。元々は宮古からさらに海沿いに南下し、釜石まで達しており、沿海区間は現区間に比して人口も多く輸送密度も高かったですが、平成23年の東日本大震災による津波で大打撃を受け、平成31年その復旧と同時に三セク三陸鉄道に移管されています。
路線の歴史は古く、大正期の上米内開業から順次細かな延伸を繰り返し、昭和14年に終点釜石へ達しています。山田線敷設に関しては、我田引鉄例として岩手出身の当時の原敬首相と野党議員の「こんな所に鉄道を敷いて、首相は山猿でも乗せるつもりか」と皮肉られたことが有名ですが、実際に岩手県北部で三陸、特に製鉄業の盛んな釜石と県央を結ぶ鉄路は当時なく、時宜にかなって実際開業した山田線は貨物・旅客双方の輸送で大いに賑わいました。モータリゼーションの進行により現状は見る影もないですが、海側区間の分離の結果、路線単体としてはさらに厳しい状況に追いやられている感があります。
駅名
駅舎
所在地
のりかえ
代表駅
市区町村
都道府県
盛岡
駅ビル
■
盛岡市
岩手県
上盛岡
簡易
山岸
なし
上米内
木造
区界
木造
宮古市
松草
簡易
川内
木造
箱石
なし
陸中川井
木造
腹帯
簡易
茂市
木造
蟇目
簡易
花原市
なし
千徳
木造
宮古
木造
●
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<凡例> 代表駅;■(都道府県代表駅)、●(市区代表駅)、○(町村代表駅)、△(町村代表駅「らしき」駅)
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