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大船渡線
駅名標に貼ってあった大船渡線のステッカー
東北の内陸部と太平洋岸を結ぶ路線の一つで、東北本線の岩手県南部の一ノ関駅から宮城県北端の気仙沼市を結ぶ路線です。62キロの非電化単線の盲腸線ですが、単に一ノ関から気仙沼を結ぼうとするとおおよそ46キロ。この路線の大きな特徴は大きく迂回のある「鍋弦線」と呼ばれる線形で、鉄道敷設時の政治力に由来することから「我田引鉄」の代表例として取り沙汰されることしばしばです。ただし人口分布や産業面、観光面などから必ずし悪いとばかりは言えなかったようです。
元々沿岸部の気仙沼から北上し、陸前高田市を経由して線名のとおり大船渡市まで結ぶ路線でした。愛称の「ドラゴンレール」は内陸の鍋弦型と沿海のリアス地形により、線形が竜がうねるように見えることからだったのですが、現在の路線は沿海区間が廃止となったため、竜は短くなってしまっています。廃止となった気仙沼以遠の沿海区間は平成23年の大震災・大津波の被害によるものです。内陸部を走る気仙沼までは1か月を待たず復旧しましたが、以遠については2年後にBRTで仮復旧されましたが、結局復旧費試算で約300億強が見込まれ、鉄路による復旧は断念、令和2年4月をもって廃止となりました。同時に気仙沼線沿海区間もBRTのまま廃線となったため、石巻から八戸までの三陸縦貫線は途切れてしまう結果となりました。
駅名
駅舎
所在地
のりかえ
代表駅
市区町村
都道府県
一ノ関
RC/S
●
一関市
岩手県
真滝
簡易
陸中門崎
簡易
岩ノ下
なし
陸中松川
簡易
猊鼻渓
なし
柴宿
なし
摺沢
合築
千厩
RC/S
小梨
簡易
矢越
なし
折壁
簡易
新月
簡易
気仙沼
木造
●
気仙沼市
宮城県
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<凡例> 代表駅;■(都道府県代表駅)、●(市区代表駅)、○(町村代表駅)、△(町村代表駅「らしき」駅)
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