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海沿いの陸前大塚駅に停車する普通列車 |
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東北の大都市仙台市の中心部から観光地松島を通り、石巻までを結ぶ宮城県内の路線。仙台市から多賀城市、塩竈市の住宅地を通るため、本数の多い東塩釜までは特にラッシュ時間帯は東北随一の高頻度運転を行い、以遠へもデイタイム30分ヘッドの運行となっています。出自が宮城電気鉄道という民鉄線であるため、塩竈市北部から松島付近ま東北本線と絡むように並走する区間があり、また平成の時代まで終点石巻駅が合流する石巻線とは別の駅舎を持っていたなど、その名残が随所に見られます。特に異色なのは電源方式で、東北地区のJR線唯一の直流電化であるため国鉄時代から通勤型の車両が運用されてきました。JR線では最北の直流電化線でもあります。平成23年の東日本大震災では地震・津波で甚大な被害が出ていますが、一部ルート変更・駅移転のうえ平成27年に全線復旧、同時に高城町分岐で東北線筋仙台方面と石巻・女川方面へ直通する仙石東北ラインが開業しています。 |
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