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米原駅を通過するN700系 |
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日本三大都市圏を結ぶ本邦最大の鉄道の大動脈。日本初はおろか世界初の高速鉄道で、昭和39年の開業以来戦後の高度経済成長に大きく寄与しました。現在でもその地位は揺るぎなく、運行も高速鉄道に類を見ない分刻みのダイヤとなっています。当然ながら国鉄・JR最大級のドル箱路線で、国鉄分割民営化時、実は東京財界がこの路線の利権を関西圏に渡したくないがためにJR東海が誕生したとの都市伝説もあります。現在も両端区間の並行在来線がJR東日本と西日本となるため、駅施設内の駅長室や窓口などが別に設置されています。
開業当初は速達列車が「ひかり」、各駅停車が「こだま」でしたが、平成4年に最速達の「のぞみ」が登場し、以降この列車が東海道新幹線の顔となっています。国鉄時代は0系と、末期に100系が誕生しましたが、JR化以降は初の「のぞみ」車両300系、300キロ運転を可能にした500系、居住性と走行性能のバランスを重視した700系、と時代の要請とともに更新が早く、バラエティに富んだ車両を見ることができました。現在は700系の走行性能を上げたN700系が増備されて統一化が進み、他の新幹線路線に比べ楽しみは少なくなっています。 |
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