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洋館のような新八日市駅 |
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JR東海道本線米原駅から、東海道本線の南方を東海道新幹線に一部並走しながら草津線貴生川までを結ぶ路線と、支線として高宮から多賀大社前を結ぶ多賀線と八日市から近江八幡を結ぶ八日市線を運営する滋賀県内最古の民鉄会社。明治期の開設で、近畿日本鉄道よりも歴史があることもあり、かつては「近鉄」の略称で呼ばれていました。現在は西武鉄道グループの子会社で、西武鉄道の機関車や西武カラーの車両が見られ、また西武系デパートの広告看板も駅構内では散見できます。沿線には彦根、八日市、近江八幡など市の中心地区もありますが、その他は町や平成に合併により市となった自治体が多く、鄙びた田園地帯を行く区間も少なからずあります。沿線人口が少ない訳ではないですが都市圏でもなく、結果鉄道事業としては赤字で、沿線自治体の負担金により補填されている状況です。
運行するのは前述の本線、多賀線、八日市線ですが、平成23年のダイヤ改正時に運行系統別の、戸籍とは異なる愛称線が設定されています。米原〜高宮〜多賀大社前間が「彦根・多賀大社線」、高宮〜八日市間が「湖東近江路線」、八日市〜貴生川間が「水口・蒲生野線」、八日市〜近江八幡間が「万葉あかね線」という4つ愛称に分けられ、各ラインカラーも設定されています。
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