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中部区間のキハ126特急「スーパーまつかぜ」(米子駅) |
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東海道本線京都から山陽本線下関の手前、幡生までの日本海側を進む路線。総距離677.3キロは国鉄時代は全国2番目の長距離路線でしたが、東北本線の一部が第3セクター化された結果、最長距離路線に「繰上げ」になりました。全線を完走する列車は絶えて久しく、特に国鉄末期の福知山〜城崎間電化以降はあちこちで列車運行が寸断されています。その結果、京都北部の都市近郊の通勤区間あり、鳥取や米子・松江近辺の地方第一級幹線区間あり、反対に第一級のローカル区間あり、と場所により様々な表情を見せます。うち路線の特に西部を中心にローカルな区間が最も長く、これが山陰本線が「偉大なるローカル線」と呼ばれる所以であり、かつこの線の魅力だったりもします。
中長距離は関西地区や山陽新幹線・山陽本線との接続がメインとなり、京都・大阪から豊岡・城崎や智頭急行からの鳥取方面、岡山から伯備線経由の米子・松江方面、新山口から山口線経由の浜田方面など、陰陽連絡の特急が地区地区で走っています。一方鳥取と益田の間での特急も設定され、これは純観列車でもない、新幹線接続のないローカルな特急列車で、全国でも珍しい存在となっています。 |