|
柏原駅舎と113系普通列車 |
|
東海道本線尼崎と北近畿の要衝福知山を結ぶ路線。関西地区から北近畿・山陰方面へのメインルートとして、山陰本線を走り抜いた特急「まつかぜ」も関西口はこの路線を辿っており、国鉄最後の昭和61年ダイヤ改正時に山陰線福知山〜城崎(現城崎温泉)とともに電化されました。続く京都口山陰本線の電化、KTRによる宮福線開業により今日形成されている「北近畿ビッグXネットワーク」の一翼を担っています。短距離輸送では阪神都市圏のベッドタウンとして篠山口まで「JR宝塚線」としてアーバンネットワークの一員となっています。
この路線を語るうえで避けて通れないのは平成17年の尼崎脱線事故。史上有数の交通大惨事となったこの事故はこの路線のライバル阪急電鉄との競争のため、あまりに余裕のないダイヤを組んでいたことが一因とされており、鉄道という巨大輸送の安全性を再度見直す一大契機となりました。 |
|