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5両編成のキハ110普通列車(舞木駅) |
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福島県浜通り地方の中心いわきと中通り地方の要衝郡山を結ぶ福島県内路線。総距離85.6キロの非電化単線の路線で、ゆうゆうあぶくまラインの愛称があります。
歴史としては大正期に両端の平(現いわき)方の平郡東線、郡山方の平郡西線としてそれぞれ敷設され、小川郷〜小野新町の最終区間が開業して全線開通し、その際に現路線名に改称されています。郡山で接続する磐越西線と合わせ、東北地方南部の太平洋岸と日本海岸を結ぶ約260キロの路線群を形成しますが、実際に「磐越線」として機能した過去はなく、単体で常磐線と同じく石灰石など鉱物輸送で賑わった路線でした。
現在のダイヤ事情としては、磐越自動車道がほぼ並走するため中距離輸送は重視されず、郡山都市圏内の輸送が最も厚く設定されています。この区間はローカルDC列車としては長編成列車が設定されている一方で、いわき方の本数が少なく、特に最終開通区間の小川郷〜小野新町間は特に少なくなっています。この区間は国道・高速道路とも離れており、並行道路が最も貧弱な区間でもあります。ローカルな流動も元々少ない地区なのでしょう。 |
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