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大分駅停車中の883系特急「ソニック」 |
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九州の入口門司・小倉から、大分、宮崎の県都を経て鹿児島までを九州東側海岸沿いに結ぶ462キロ強の九州最長路線。特急列車は北部の大分までが特に多く、以南も宮崎までとそれ以降の系統に分かれるものの、全線に渡り設定があります。伝統の首都圏や関西方面からの夜行優等列車は全廃となりましたが、鹿児島本線と異なり高速道路が路線に並行しないためか、線内の夜行特急は平成22年まで残っていました。
一方ローカル輸送については小倉、大分、宮崎、鹿児島の各都市を中心とした輸送となりますが、沿線には立石越え、宗太郎越え、鰐塚越えなど厳しい峠越えが介在し、その区間の運行本数は少なくなります。特に大分宮崎県境の宗太郎越えは一日3往復という超閑散区間であり、一方で特急列車がデイタイムほぼ1時間ヘッド運行で「通過」するという珍しい区間となっています。さらに現在はこの区間、普通列車は単行ディーゼルカーによる運転に切り替えられており、単一電源方式の電化区間としてJRでは唯一の例となっています。 |
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