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留置線跡などを残す呼野駅 |
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日豊本線城野から添田、BRT区間を挟んで久大本線夜明までを結ぶ単線非電化のローカル線。終始端ともに始発列車はなく、始端側は小倉、BRT終端側は日田まで全列車が乗り入れます。石炭や石灰石の産出で栄華を極めた筑豊地方東部を縦断する路線で、今となっては廃線や3セク移管された支線も多く持っていました。現在は鄙びたローカル線の風情ですが、駅により鉱物輸送華やかなりし頃の痕跡を色濃く留めます。一方で全線に渡り福岡都市近郊区間に含まれており、改築により駅舎が刷新された駅も少なくなく、また志井公園や歓遊舎ひこさんなどの新駅も設置されるなど、都市外縁の成長路線を伺わせる一面もあります、が、全体としては北九州ののんびりとした平野や山里を辿る路線という性格が現状と言えるようです。
平成29年の九州北部の集中豪雨の結果、添田以南が甚大な被害を受けて長期運休となり、その後令和5年にBRT(日田彦山線BRT(BRTひこぼしライン))として復旧しました。JR線として城野と夜明を結ぶ機能は変わりませんが、添田〜夜明間は鉄道線としては廃止となった格好です。 |
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