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小林駅停車中のキハ40普通列車 |
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肥薩線吉松と日豊本線都城を結ぶ非電化ローカル線。霧島連山・えびの高原の麓のえびのや小林など内陸の都市を結び、JR後は「えびの高原線」の通称があります。元々大正期に宮崎線として開業し、都城から隼人(当時鹿児島本線)までが開業するまでは日豊本線を名乗りました。JR初期までは肥薩線と共に熊本方面と宮崎方面を結ぶルートでしたが、並行する高速道路の延伸により中長距離輸送の使命は薄れ、現在は優等列車のないローカル線となっています。
元々第一級幹線として敷設されたため駅施設は立派なものが多く、古き良き鉄道施設を残す駅も散見されますが、接続する肥薩線に比してやや時代が新しいためコンクリート駅舎が多いのも特徴です。肥薩線のような渓谷や山越えはなく、霧島連山を望む盆地を辿る長閑な車窓が展開し、また沿線には大きな火山地帯らしく、大小の温泉地が連なるのも特徴です。 |
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