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由布院駅停車中の特急「ゆふいんの森」 |
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鹿児島本線久留米と日豊本線大分を結ぶ、九州北部を東西に横断する路線。両端合わせ37駅、全長141キロの長距離線です。本線を名乗りますが分岐線は現状日田彦山線のみ。ただしかつては恵良から宮原線が分岐していました。生い立ちとしては大分方の民鉄大湯鉄道と久留米方の国鉄久大線がそれぞれ延伸し、昭和9年に最終開通区間の日田〜天ヶ瀬間が開業して全通しました。沿線は両端が久留米、大分の都市圏輸送の性格が強い一方、小京都日田、九州を代表する温泉地由布院のほか、天ヶ瀬や湯平などの温泉地を擁し、中距離的には観光色の強い路線です。特急「ゆふいんの森」は観光特急としてJR後でもかなり早い時期から走っています。これは元々博多から由布院へは鉄道は小倉・大分を経由するのがメインルートだった一方、大分自動車道は久大本線ルートを取っており、由布院方面への競争力が求められたためでしょう。 |
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