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犬飼駅付近を走行するキハ185「九州横断特急」 |
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鹿児島本線熊本と日豊本線大分を九州を横断し両県都を結ぶ148キロの長距離路線。路線の北方をやはり九州を横断する久大本線と距離、駅数が酷似しており、九州有数の観光路線であり、ローカル線でありながら優等列車が設定されている点などよく似ています。また久大本線と同じく現在は支線のない本線で、豊肥本線の支線は現南阿蘇鉄道の旧高森線のみでした。この路線の最大の特徴は阿蘇外輪山を越え、阿蘇カルデラを横断する九州屈指の山岳路線であることで、途中立野駅の三段スイッチバックを擁し、中距離的には阿蘇や城下町竹田などの観光地があります。短距離的には両端の熊本・大分の都市圏輸送が活発で、特に熊本〜光の森間などは大都市の賑わいを感じさせます。
残念ながら近年大規模の自然災害による被害が大きく、平成24年九州北部豪雨の影響で中間区間が1年強運休となり、さらにその復旧から2年半後の平成28年には熊本地震に被災。平成29年現在熊本側中間区間が1年を超える運休中で、再び長期の運休を余儀なくされています。 |
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