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札幌駅停車中の785系特急「スーパーカムイ」 |
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函館と旭川を小樽・札幌経由で結ぶ、北海道路線網の、いわば背骨を成す幹線で最重要幹線と言えます。北海道の特急網を形成する根室本線、石北本線、宗谷本線の各幹線も全て函館本線に接続するよう分岐し(石北本線は実際は宗谷本線分岐)、支線を含めた路線延長458.4キロは北海道最長の路線です。昭和期に青函航路接続を重視した函館起点の列車体系から、札幌中心に道内各都市を結ぶ体系に移行するにつれ、特に長万部から小樽までは実質ローカル線に転落しましたが、北海道の一次・二次電化区間である小樽〜旭川などは、現在でも道内の都市間輸送の重要な役割を担っています。
このような道内の最重要幹線ではありますが、路線名が一都市名であり、かつそれが目的地ではなく起点都市というのは、思えば全国的にもあまり見られないケースです。 |
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