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新函館北斗駅に到着したE5系「はやぶさ」 |
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平成28年に新函館北斗まで計画の一部を開業した北海道初の新幹線。フル規格新幹線ではありますが、青函トンネルとその前後区間では在来線の海峡線と共用の三線軌条となり、在来貨物列車も走るため特にトンネル内で速度が上げられないという問題を抱えています。そのため東京から新函館北斗まで、輸送の壁とも言われる4時間を僅かに切ることが出来ず、流動の主体を航空機から奪うに至っていません。さらに中間駅の人口規模が極めて小さいこと、青函トンネル維持費が大きいことなどもあり、札幌までの全通までは収支的にかなり苦戦することが見込まれています。個人的には初めて北海道に渡った念願の新幹線なので、列車愛称と車両外観は東北新幹線とはもっと差別化してインパクトを出してもよかったのではないかと思ったりもします。何となく新規新幹線としてはネガティブで地味な珍しい新幹線という印象があり、これもやはり札幌延伸までの辛抱なのでしょう。 |
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