|
深川駅で待機する留萌本線キハ54普通列車 |
|
内陸部の函館本線深川から沼田町の中心石狩沼田までを結ぶ盲腸線。総距離14.4キロは全JR線の本線の中で最短です。元々日本海岸の留萌を経てやや南方の増毛までを結ぶ66.8キロの路線でした。「本線」を名乗っているのは昭和62年まで支線があり、支線である羽幌線は留萌から分岐して日本海沿いに留萌支庁を縦断し、延々宗谷本線幌延までを結ぶ140キロ強の長距離線でした。また昭和47年までは札沼線が石狩沼田まで達していましたが、単独の本線となったのはこれらが廃止となった結果です。
現在の区間は秩父別、沼田の市街部を通り、一応地域内の通学利用などに活躍はしています。しかし元々採算性の悪い路線の上に、並行する深川留萌自動車道が延伸し、とどめを刺された格好となりました。結局残った石狩沼田までの現役線も既にJRと沿線自治体で廃止合意がなされており、令和8年には全線廃止となることが決定しています。 |
|