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701系普通列車(八戸駅) |
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平成14年、東北新幹線の八戸延伸に伴う並行在来線を経営分離して発足した第3セクター鉄道会社。旧東北本線の青森県内を受け持ち、当初は同じくJRから経営分離し、岩手県内を担当するIGRいわて銀河鉄道とともに盛岡〜八戸間の運行を行っていました。起点は旧東北本線の青森県最初の駅目時ですが、厳密には目時駅上り方の県境となります。平成22年には東北新幹線が新青森まで開業し、八戸〜青森間も移管された結果、路線延長は121.9キロと第3セクター最長となりました(平成31年山田線移管により三陸鉄道リアス線163キロが最長に変更)。八戸までの開業時は路線延長も25キロ程度であり、中間主要駅も三戸駅くらいしかなく、IGR線の陰に隠れるような印象もありましたが、青森延長以降はロゴマークを刷新するなどようやく本格開業という趣が感じられます。
東北大幹線の一端として貨物列車など直通もあり、かつての特急街道を引き継ぎいだとは言え、中距離客が全て新幹線に移行した完全ローカル線であり、採算性は非常に厳しいものがあります。重厚なインフラは自治体所有とした第二種事業者で、今後は東北新幹線とタイアップした独自路線が模索されていくこととなります。 |
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