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富山駅停車中の521系普通列車 |
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平成27年北陸新幹線金沢開業に伴い、並行在来線となるJR北陸本線から経営分離された第3セクター鉄道。うち富山県内の石動〜越中宮崎(倶利伽羅トンネル〜境川橋梁)間を受け持ちますが、運行は石川県のIRいしかわ鉄道と一体となっており、また新潟側では基本的にえちごトキめき鉄道が泊駅まで乗り入れ、接続します。路線は北陸本線を引き継いでいるため、全線複線電化線で、日本海縦貫線の一部として貨物列車が多く設定されています。
富山県は北方に富山湾、南方に立山連峰が連なり、東西に走る街道・路線には、両端県境に共に北陸本線の難所と呼ばれた倶利伽羅峠と親不知が介在、その間に砺波平野と富山平野が広がる、というように地形的によくまとまった県です。そのため路線においても石動から泊まで、途切れなく都市が連なり、都市間輸送はこの東西の流動がメインとなる訳ですが、旧北陸本線には肋骨のような南北方向の支線群もあります。しかし並行在来線ではないこれらは浮島のようにJRに留まるという、ちょっと不可思議な形態となりました。尚うち高岡接続の城端線、氷見線についてもJRから移管されることが決定されています。 |
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