えちごトキめき鉄道市振


市振		ICHIBURI

親不知の険手前にあるえちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン最初の駅。駅の上り方に県境の境川が流れ、この駅との間に宿場町然とした小さな集落があります。この先天険親不知に入るため、長大な複線トンネルが続きます。

風雪に耐えてきた木造駅舎。回廊付きの駅舎で、集札口の跡の木製ラッチも残っています。無人駅なのでそこを通ることも一応できます。（H27.3撮影）

駅舎の左辺にトタン屋根の倉庫のような区画も接続しています。これは増築でしょう。

手書きの駅名板。大正１年の開業年月日が書かれていたのは消されました。明治と昭和の謎の財産標は残っていました。

駅舎内。窓口跡はありますが、使用されていません。

駅舎内にある付近の鳥瞰図。戦後期に合併により消えた市振村などの地名も見られ、かなり古いもののようです。

駅舎とホームは構内踏切で結ばれています。海風が強いのでしょう、駅舎裏には頑丈そうな風除室があります。

ホームは１面２線に留置線があります。右手は海ですが、防風フェンスがあり視界は遮られます。

ホームには短い上屋があり風除けがあります。この辺りは海が望めます。奥は市振トンネル。親不知のトンネル区間の先鋒です。

走行中車内より、駅上り方にある新潟富山県境となる境川橋梁。えちごトキめき鉄道とあいの風とやま鉄道の社境でもあります。特に標識はありません。左手が海で、奥が新潟県、市振方向です。