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大歩危駅停車中の2000系特急「南風」 |
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予讃線多度津から高知市を経て高知県西部の窪川までを結ぶ四国の幹線。国鉄時代は「急行王国」四国において、予讃本線とともに特急列車の運行のあった路線で、現在も全区間に特急の運行があります。路線の大局的な使命としては四国の玄関口かつての高松や現在の坂出と高知市を中心とした四国の太平洋側を結ぶことで、途中峻険な四国山地を越えるため四国きっての山岳路線でもあります。分水嶺を越えて平地に出る土佐山田以遠は基本的に淡々とした車窓となりますが、須崎近辺では海を望む区間もあります。幹線ながら大部分が非電化単線の路線で、起点付近の琴平までが僅かに電化されています。運行状況としては基本的に高松圏である琴平までと、高知圏である土佐山田から伊野・須崎までが比較的厚いですが、後はかなり本数は少ないです。特に徳島県内を中心とした山間区間は閑散区間ですが、スイッチバックの秘境駅坪尻・新改、四国最高所駅繁藤、小さなジャンクション佃、旧終端の三縄・角茂谷、特異構造の土佐北川、珍名駅小歩危・大歩危と、有名無名の「気になる駅」が並んでいます。 |
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