土讃線坪尻


坪尻		TSUBOJIRI

香川徳島県境の猪ノ鼻峠徳島県側、鮎苦谷（あいくるしだに）川の谷底にある駅で、周辺集落のない四国随一の秘境駅です。定期利用者はゼロに近く、またスイッチバック配線であるため通過する普通列車もあります。

環境のなせる業か、JR四国の木造駅舎としては珍しくほぼ開業時の原型を保ちます。車の寄り付けが出来ないので改修も解体も困難なのでしょう。（H21.5撮影）

駅前のスペースは未舗装のただの空き地。除草はちゃんとされています。

駅の正面にはこんな看板があります。除草していないと恐ろしいことに。

駅舎内。木製のベンチが向かい合って置かれます。もちろん無人駅です。

10分以上停車する列車の案内があります。

ホームにあった案山子。一瞬誰かいるのかと思いましたが案山子と知って逆に心細くなったり。

ホームは１面１線。一段高い右が本線で、下りの停車列車は一旦駅前を通過後、スイッチバックで構内へ進入します。通過列車はそのままスルーしていきます。丁度特急がぶっ飛んで行きました。

スイッチバック終端。本線上のトンネルは県境を越える猪鼻トンネルです。

これが駅前通り。駅に車の寄り付けが不可能なのはご覧のとおりです。このような道の急勾配を20分ほど登れば国道に出ますが、その付近にも集落はなく、ただバス停があります。