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特急「あさま」用車両を使用した快速「妙高」(高田駅) |
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平成27年3月の北陸新幹線金沢延伸に伴い、並行在来線として第3セクター化された区間で、長野/新潟県境を境に以南をしなの鉄道北しなの線に、以北をえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに移管されました。インフラとしては全線直流電化、長野〜北長野と黒姫〜妙高高原間のみ複線で、大部分は単線、途中二本木駅が通過可能ながらスイッチバックとなっていますが、これらは現在も変わっていません。信越本線時代は幹線として昼夜共に優等列車が設定され、関東から上越・北陸への特急・急行、名古屋から新潟への急行なども走っていました。また斑尾・妙高・赤倉などスキーや登山の名所が沿線になるため未明に到着する夜行急行やスキー臨なども多く走り、華やかな路線ではありました。平成9年に長野へ新幹線が達すると関東からの直通列車はなくなり、スキー臨も全廃、末期は特急型車両を使用した各停の快速が辛うじて花形列車となる程度のローカル線と化していました。並行区間に新幹線が開業しましたが、ルートは飯山へ向かい中間のリゾート駅黒姫や妙高高原はその恩恵に与かることはできず、上下方向ともにアクセスは悪くなってしまいました。 |