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終点佐世保駅の787系特急「みどり」 |
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長崎本線肥前山口から長崎県北部の中心都市佐世保までを結ぶ幹線で、松浦線が経営分離されて以降はJR線で最も西を走る路線となりました。旧来関東・関西から長崎へ向かう長距離列車の付属編成や兄弟列車がほぼ同数佐世保にも向かっており、現在も九州島内のみの列車とは言え、特急街道となっています。
生い立ちは明治期ですが、元々は大部分が長崎本線としての敷設で、佐世保線は早岐以遠の短距離支線でした。昭和9年に長崎本線に鳥栖・佐賀方面から諫早・長崎方面へショートカットする新線が開業した際に肥前山口(現江北)〜早岐間を編入し、現在の形となりました。早岐駅で本線ごとスイッチバックするのはその名残りです。大部分が当初の西九州の中心幹線としての開業だけに、現在の長崎本線よりも沿線人口は多く、また嬉野温泉やハウステンボスへのルートともなっているため優等列車も多く設定されています。令和4年に西九州新幹線が開業し、武雄温泉が接続駅となりましたが並行在来線は長崎本線であり、佐世保方面への優等列車も引き続き運行されています。 |
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