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左石駅で交換する普通列車 |
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JR佐世保線有田から同佐世保までを伊万里、松浦、平戸経由で結ぶ佐賀県西部・長崎県北部の第3セクター鉄道。全線非電化単線の路線です。モノレール等を除く普通鉄道としては国内で最も西を走る鉄道で、たびら平戸口駅が駅の最西となっています。
運行している西九州線の出自は国鉄・JRの松浦線で、JR発足直後の昭和63年に第3セクターに転換、転換までは急行列車が走っていましたが、移管を機に廃止され、ローカル輸送のみの路線となりました。現在は快速列車も佐々以降に朝の通勤通学時間帯にのみ設定されています。一方で平成元年に7駅、2年に9駅、3年に5駅、それ以降も11年までに4駅と、発足後25もの駅を新設し、発足当初に比して駅数をほぼ倍としています。その結果平均駅間距離は1.7キロ弱となり、中佐世保〜佐世保中央間200メートルは鉄道駅間最短タイの距離となっています。駅の増加により地元の利便性は高まり経営的にも潤いましたが、決して沿線人口の多い地区ではなく利用者数は減っており、地方鉄道運営の困難さが表れています。 |
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