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オホーツク海沿いの駅北浜 |
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根室本線東釧路と石北本線網走を結ぶ166.2キロの非電化ローカル線。本線ではありますが、支線の根北線は昭和45年に、標津線は平成元年に廃止されています。路線は地形的には知床斜里を境に内陸線と沿海線に分かれ、また人文地理的には川湯温泉と緑の間に旧支庁境があり、流動の境界があります。
沿線の人口は決して多くはなく、中間に市制規模の都市はありません。しかし沿線に摩周湖・屈斜路湖、川湯温泉、原生花園などの観光地、車窓にも釧路湿原やオホーツク海の流氷、下車駅として阿寒湖や知床半島など見どころは満載で、道内随一の観光路線として人気が高く、車窓を楽しむ「ノロッコ号」など観光列車も走ります。北海道路線図華やかなりし頃のいわゆる「オホーツク縦貫線構想」がありましたが、構成していた路線群は次々と線路を剥がされてしまいました。しかし釧網本線は路線全体の人気からか、知床斜里〜網走間は車窓からオホーツク海を望む唯一の生き残り路線となっています。 |
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