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横山駅に進入する415系普通列車 |
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石川県南部の加賀地方と北部の能登地方を結ぶ路線でIRいしかわ鉄道津幡と和倉温泉を結びます。列車は全て起点の津幡では折り返さず、金沢駅始発着ないしは経由で入線します。開業は民鉄七尾鉄道による敷設で、現在の本津幡から矢田新(七尾港)まで。その後の国鉄時代に北へ伸延し、現のと鉄道穴水、さらには能登半島外浦の輪島まで達していました。非電化線であった国鉄時代も急行や専用の臨時特急が関西方面から、関東方面からも夜行急行の臨時延長などで直通列車も運転されていましたが、JR移行後の平成3年、関西方面からの需要の多い和倉温泉までが電化、関西・関東・中京からの直通特急列車が定期運転を開始しました。一方で以北を「切り捨て」、支線の能登線を運行していた3セクのと鉄道に運行を移管して現在に至っています。もし七尾線が七尾線ではなく輪島線などを名乗っていたらどうなっていたのでしょうか。
時刻表の路線図を見る限り海沿いの路線に見えますが、海は現在線では宝達志水町の辺りで開けた土手上を走行するときにわずかに水平線が確認できるのみで、大部分は田畑地帯を走る路線です。
平成27年に北陸新幹線が金沢まで開業し、接続線の北陸本線が3セク化された結果、青森の大湊線についで2つ目の、JR線に接続しない孤立線区となりました。 |
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