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桜満開の能登鹿島駅で離合するNT200普通列車 |
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能登半島の北部を走る石川県の第3セクター路線。沿革は波乱に富んでおり、JR発足直後の昭和63年、廃止対象路線であった能登線全線(穴水〜蛸島間)
を引き継いで発足。その後平成3年にJR七尾線和倉温泉電化を期に七尾線末端部で電化されなかった和倉温泉〜輪島間の運行を引き継ぎました。しかし周辺道路の整備や能登空港の開設に前後して利用者は減りつづけ、平成13年、沿線最大の観光地輪島市を抱えながらも七尾線穴水〜輪島間が廃止、さらに60キロ以上もの能登線全区間も赤字に耐えきれず平成17年に廃止となりました。最盛期は114キロを誇った路線延長も、現在は28キロとほぼ1/4となってしまっています。なお能登線を失った現在、運行を担当している(七尾)和倉温泉〜穴水間は全てJR所有の路線であり、全国初の自社線を持たない第二種事業者鉄道会社となりました。 |
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