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6050系普通列車(上三依塩原温泉口駅) |
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昭和61年に東武鬼怒川線と国鉄会津線の両終点を結ぶ格好で開業した路線で、元は第二の東北本線と期待された予定線「野岩羽線」(東北本線古河〜奥羽本線米沢)のうち「野岩」部分の未成区間を開業した路線です。この開業によって首都圏と会津地方を結ぶ第二の路線群が形成され、現在ではJR東日本、東武鉄道、会津鉄道とタイアップして直通特急の運転などにより観光需要の喚起を図っています。野岩鉄道の沿線自体も川治温泉の周辺を除いて人口は希薄であるため定期利用者が極めて少ない一方、温泉を含めた観光資源が豊富で、平成18年より愛称「ほっとすぱライン」を採用して駅名改称が行われてました。その結果「温泉駅」が食傷気味に並ぶこととなりましたが、東京直通の利点を活かして観光需要に注力し、世情柄行楽旅行が安近短が好まれる中、注目を浴びています。
なお野岩羽線の「岩羽」部分に当たる日中線は喜多方〜熱塩間が開業しましたが、こちらは計画の米沢に達することなく昭和59年に廃線となっており、野岩羽線構想は全体像としては潰えています。 |
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