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観光列車「瀬戸内マリンビュー」(かるが浜駅にて) |
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山陽本線の三原から同じく海田市へ戻る広島県内路線。全線単線電化で、この間全線複線の山陽本線は65キロ、快速で70分強で結ぶのに対し、呉線では87キロ、快速を利用しても約130分を要します。またこの間山陽本線が路線最大の難所セノハチ越えがある山間路線である一方、呉線は瀬戸内海沿いの沿海線と対照的で、山陽本線の障害時の迂回運転に利用されたこともありました。
呉線はかつて東洋一の軍港と呼ばれた呉市を擁し、現在も造船や重化学の大規模工業地帯を走るため、関西圏からの寝台特急が走った過去もあります。ただしその廃止後は久しく優等列車は走っておらず、現在は西部は広島市と呉市を結ぶ広島シティネットワークの一部として高頻度の運転が行われています。一方広以東は運行本数もグッと減りますが、安芸の小京都竹原やウサギ島大久野島下車駅忠海など観光要素も多く、また「瀬戸内さざなみ線」の愛称のとおり車窓を売りにした観光列車も走っています。 |
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