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会津川口駅停車中のキハ40普通列車 |
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磐越西線会津若松駅と上越線小出駅を結ぶ、全国屈指の豪雪地帯を行く全国屈指のローカル線。ローカル線としては総距離135.2キロという長距離線ではありますが、最閑散区間は一日3往復のみの運行で、国鉄末期の廃止ローカル線に挙げられながらも周辺道路未整備のため生き残った線区です。会津若松口から会津線、小出口から只見線として敷設され、全通は昭和46年と比較的新しく、そのため六十里越峠という大分水嶺を控えますが、ローカル線には珍しい長大トンネル(六十里越トンネル)でパスしています。その六十里越峠が只見線のリーゾンデートルで、並行国道は冬期から夏前まで閉鎖となるため、その期間只見線がこの区間を行き来する唯一の手段となります。しかし越県区間であり流動は希薄で、かつ雪のためその只見線も不通となることはしばしばあります。
福島県側は大部分が只見川に沿って進み、沿線に大きな観光地はありませんが「日本の田舎」を感じさせる鄙びた車窓に根強い人気があります。また超ローカル線ながらワンマン運転はされておらず、通票による運行管理が行われているなど、鉄道にもその原風景を見ることが出来ます。 |
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