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真岡鐵道の代名詞「SLもおか」(折本駅) |
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茨城県筑西市のJR水戸線下館駅から栃木県の真岡市を経て茂木町の茂木駅までを結ぶ41.9キロの盲腸線。全線非電化単線で、各自治体の中心駅を主体とした学生などの輸送を主体としたローカル線です。一方SLを所有している希少な鉄道会社でもあり、SL列車が集客の目玉となっているほか、陶器の益子、モータースポーツの茂木など観光でも賑わいを見せます。沿線人口も地方ローカル線でも関東の端くれでそれなりに多く、三セク移管後にも5駅を開業させ、また交換設備のある駅を増やすなど動きは活発です。
国鉄/JR線から移管された第三セクター路線で、開業は民営の軽便鉄道として明治期と、歴史のある路線です。尚開業時の軽便線は計画としては東北本線宝積寺まで達するものだったほか、更に終点茂木をジャンクションとして烏山線烏山・水郡線玉川村と水郡線常陸大子へ通じる計画線も一部着工されました。それらは結局実現には至りませんでしたが、現在も茂木駅の終端の先に路盤跡があり、その名残を留めています。 |
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