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名松線
家城駅での通票交換
紀勢本線松阪から、雲出川沿いに紀伊半島北部の内陸部伊勢奥津までを結ぶ43.5キロの県内盲腸線。路線名は同県内名張市と松阪市を結ぶ計画から取られており、最終的に奈良県の桜井市へ達して桜井線に接続するものだったようですが、路線が松阪から僅か権現前まで達した翌年に現在の近鉄大阪線が開業したため計画の意義がほぼ失われ、ルートをやや修正して現在の形となりました。
沿線人口は少なく、国鉄末期には廃止対象路線となりましたが沿線道路未整備のため廃止を免れ、JR後も東北の岩泉線に次ぐ赤字路線となりました。さらに沿線は台風被害も多く、平成16年に約1か月間の全線運休、次いで平成21年に再び家城以遠が土砂流入や路盤流失により運休に。このまま廃止もささやかれましたが、沿線自治体の後押しなどからめでたく平成28年に6年5か月ぶりに復旧しています。これは被災から復旧までの最長期間で、これは復旧是非の協議も含めた期間であり、奇跡とも言いえる復活劇となりました。

駅名 駅舎 所在地 のりかえ
代表駅 市区町村 都道府県
松阪 RC/S 松阪市 三重県 紀勢本線(JR東海)
上ノ庄 なし
権現前 なし 津市
伊勢八太 なし
一志 RC/S 近畿日本鉄道
井関 なし
伊勢大井 なし
伊勢川口 木造
関ノ宮 なし
家城 木造
伊勢竹原 木造
伊勢鎌倉 なし
伊勢八知 合築
比津 なし
伊勢奥津 合築
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<凡例> 代表駅;■(都道府県代表駅)、●(市区代表駅)、○(町村代表駅)、△(町村代表駅「らしき」駅)
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