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ウグイス色の103系普通列車(法隆寺駅) |
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民鉄関西鉄道を出自とする路線で、名古屋、奈良、大阪を一部旧東海道のルートを辿り結ぶ幹線。というと大幹線を思いがちですが、名古屋〜大阪間は東海道本線や東海道新幹線に譲り、また同ルートもライバル近鉄に押されているため、旧来より優等列車の運行は少なく、結果、輸送は名古屋圏(名古屋から三重県北中部)、大阪圏(大阪と奈良・京都府南部)、その中間(加太越えを含む三重県伊賀地方)の3区間に大別されます。うちJR西日本が担当するのは亀山〜JR難波間で、伊賀地方の非電化ローカル線と、アーバンネットワークの一翼を担う加茂以西の通称「大和路線」区間と、温度差の大きな区間です。会社として力を注いでいるのは明らかに加茂以西で、以東は「路線保守のための月イチ運休」のある線となってしまっています、が、快速の頻発する以西にしてもやはりライバル近鉄に分が悪いようです。ただし国鉄時代は降参とばかりにローカル輸送に徹していたことを思えば、相当に巻き返しているという言い方は出来るのかもしれません。 |
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