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終点九頭竜湖駅停車中のキハ120普通列車 |
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ハピラインふくい(旧JR北陸本線)越前花堂から、九頭竜線の愛称の通り九頭竜川水系に沿って中部山岳地帯へと向かい、山間の九頭竜湖までを結ぶ路線です。高山本線や大糸線が県境前後でJR他社管轄となることもあり、JR金沢支社管内ではもっとも高原らしい車窓が見られる路線です。全国でもトップクラスのローカル線で、途中の越前大野から先は定期1日5往復のみとなっています。尚、厳密に言えば、路線としての本当の起点は越前花堂駅北方の南福井貨物駅となり、起点を示す0キロ標もその構内にあるようです。列車の運行は全て福井駅発着となります。
越美北線の名から察せられるとおり、越美南線も存在しており、それは現在第3セクター長良川鉄道が運行しています。もし両線が繋がっていれば東海地区と北陸地区西南部の最短ルートとなっていたでしょうが、それにより幹線として機能したかは疑問で、高山本線のような位置付けになるのが精一杯だったのではないでしょうか。それほど未成区間の山並みは峻険です。また平成16年の集中豪雨により5つの橋梁が流失するなど壊滅的打撃を受けて路線が断絶し、一乗谷を仮の終点として運行され、以遠の存続を危ぶむ声もありましたが、平成19年にめでたく復興しています。 |
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