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北上線
ほっとゆだ駅停車中のキハ110普通列車
東北本線北上駅と奥羽本線横手駅を結ぶ東北肋骨線一つ。仙台と秋田を最短距離で結ぶ路線としてその方面を主とした急行列車などが走っていた過去もありますが、現在は優等列車のない、東北肋骨線の中では地味な路線です。
生い立ちとしては西横黒線と東横黒線が大正13年に陸中川尻(現ほっとゆだ)で接続して成立した歴史の古い路線です。当初は横黒線の名でしたが起点駅黒沢尻が北上に改称されたのち、現線名となりました。昭和37年に湯田ダム建設のため大幅なルート変更を行っており、その際旧東横黒線最後の終着駅であった大荒沢駅が廃止となっていますが、その湯田ダムによってできたダム湖錦秋湖が沿線最大の見所となっています。平成に入ってのちのトピックとしては西和賀町の3駅の改称と秋田リレー号の運転が挙げられます。秋田リレー号は秋田新幹線開設工事のため田沢湖線が不通となった平成8年から9年にかけて東北新幹線に接続した特急列車で、首都圏を含む東北線筋と秋田地区への暫定メインルートとして北上線は瞬時のスポットライトを浴びました。その他は同じく山形新幹線工事期にやはり秋田方面への臨時夜行急行が迂回ルートとして走るなど俄か的な話題はありましたが、全般としてはさしたる大きな都市も観光地もない沿線を淡々と走る地域の足として運行しています。令和4年に秋田県側に2つの廃止駅が出ています。
駅名
駅舎
所在地
のりかえ
代表駅
市区町村
都道府県
北上
RC/S
●
北上市
岩手県
柳原
なし
江釣子
簡易
藤根
木造
立川目
なし
横川目
合築
岩沢
合築
和賀仙人
簡易
ゆだ錦秋湖
なし
西和賀町
ほっとゆだ
合築
○
ゆだ高原
合築
黒沢
木造
横手市
秋田県
小松川
なし
相野々
合築
横手
RC/S
●
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<凡例> 代表駅;■(都道府県代表駅)、●(市区代表駅)、○(町村代表駅)、△(町村代表駅「らしき」駅)
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