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金沢駅に進入するIR521系普通列車 |
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平成27年北陸新幹線金沢開業に伴い、並行在来線となるJR北陸本線から経営分離された第3セクター鉄道。令和6年には新幹線が敦賀まで延伸し、うち石川県内の大聖寺〜倶利伽羅間を受け持ちます(実際には両県境の熊坂トンネルから倶利伽羅トンネルまでの64.2キロ)。
津幡から分岐するJR七尾線の列車が全て金沢から発着するため、その区間はJRの流入列車が走りますが、原則としてJRとは分離しており、むしろ流動の活発な福井県のハピラインふくい、富山県のあいの風とやま鉄道と一体となっています。
また3セク移管を見据えてか、JR末期にはICOCA導入を進める一方、市代表駅大聖寺駅をはじめ、多くの有人管理駅が無人化されました。北陸本線の中核区間の分断に対し、JR九州のようなJR残置措置などの期待は全くかないませんでしたが、他県の方には申し訳ないですが、比較的シンプルな社名となったことをせめて嬉しく思っています。ちなみに「IR」にはイシカワ・レイルウェイにかけて「JR」の一文字前を行くという願いが込められているとかで、実は大胆な社名だったりします。 |
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