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東部直通列車からの乗換のある会津田島駅 |
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福島県内のJR只見線から栃木県境に近い会津高原尾瀬口までを結ぶ第3セクター線で、JR発足後僅か3か月後にJR会津線から移管された路線です。このように国鉄再建法に基づき国鉄から「切捨て」られたローカル線でしたが、JR発足の半年前に終点口に野岩鉄道が開業、接続し、東京浅草と1本の鉄路で結ばれていました。さらにこの路線の運命を変えたのは、その後平成2年の会津田島までの電化開業で、以降会津田島まで浅草からの直通列車が乗り入れるようになりました。地方ローカル線の実情に漏れず利用客は減少傾向であり、安泰とは決して言えないながらも、磐越西線の孫支線として敷設されたこの路線も、現在は磐越西線のライバルとしての地位を得るに至っており、国鉄線から3セク移管されたローカル線としては前途に希望を持てる稀有な路線であることは間違いないところでしょう。 |
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