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四万十川を見下ろす十川駅。 |
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中村線若井と予讃線北宇和島を結ぶ76.3キロの非電化単線の路線。運行上は両端駅で折り返す列車はなく、土讃線と予讃線の両終点である窪川と宇和島を結んでいます。高知県と愛媛県を結ぶ唯一の鉄道で、沿線に大きな都市はありません。鄙びた地方の、学生が主な客のローカル線です。ただし主な車窓の見どころとして高知県内で並走する日本最後の清流四万十川があり、高知県内は昭和49年開業と比較的新しいため線形が直線的で、その分四万十川をよく渡河します。そしてその車窓を活かし、国鉄線初のトロッコ列車が運行され、JR化後も「ホビートレイン」と名付けられた新幹線0系を模した車両などの観光列車が走ります。
尚元々愛媛県側は宇和島起点の軽便鉄道を出自としているためか、終点北宇和島駅に0キロ標があります。一方本当の起点側では中村線との分岐は若井駅ではなく、その下り方の川奥信号場で、若井駅〜川奥信号場間は予土線・中村線の二重戸籍区間となっています。 |
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