宗谷本線糠南


糠南		NUKANAN

山すその無人地帯にある駅。周辺に人の生活を感じさせるものは一切なく、沿線随一の秘境駅です。沿線の小駅がじわじわと廃止される中、次のターゲットとなりかねない立地です。事実下り方の上雄信内駅は平成13年に廃止されています。

駅舎のない駅で、１面１線のホームのみの駅。１両分の短い板張りのホームです。ホームには待合室があるのですが…。（H20.11撮影）

駅前の様子。左手の小路が駅へのアクセス路。「駅前通り」も林道のようです。

これがホーム待合室。除雪用具用倉庫のようですが、後付の窓が「居住区」を示しています。

待合室内。やはり倉庫も兼ねてはいますが、時刻表や各種案内もちゃんとあります。左下の段ボール箱がなんとベンチです。

室内には「待合室図書」も完備。この新聞、確認しませんでしたがちゃんと交換されているのでしょうか。

室内にはゴミ箱もあり、また吹きさらしのホームより当然暖かく、その結果大量のハエが発生していました。

駅ホームは山に面していますが、駅前側は広い草原。おそらく牧草地でしょうが、現役なのかは分かりませんでした。

駅の全景。あの待合室、それでも冬には有難いものなのでしょう。冬ならハエもいないでしょうし。

普通列車が「通過」。平成20年現在、停車列車は下り2本に上り3本のみです。