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屋代線中間主要駅松代駅 |
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長野県内、北信地区の民鉄路線長野電鉄の平成24年の廃止区間です。元々は河東線として千曲市(当時更埴市)の屋代駅と飯山市の木島駅を千曲川東岸に沿って結んでいましたが、信州中野〜木島間の通称木島線が平成13年に廃止となり、それを機に運行状況に合わせ路線を再編、須坂〜信州中野間を長野線に譲って残りの屋代〜須坂間が与えられた名称がこの屋代線でした。大部分を15分ヘッドという高頻度運転を行っていた長野線に対し、屋代線は1時間ヘッド以下のローカル線で、途中駅も中間の松代を除き全てが無人駅という路線でした。あまりに露骨なメリハリに先行き不安な路線再編でしたが、その後10年は思えばよく頑張った方だったのでしょうか。この路線の最大の「売り」は真田の城下町松代でしたが、結んでいたのが屋代と須坂と、長野市街部へは大迂回を強いられ、かつ屋代側が3セク化されて優等列車が消えていたこともマイナスに働いたようで、これに関しては長野市の直通バスに完敗だったようです。かつては国鉄からの直通急行も走った歴史ある路線ですが、末期は地元の学生を中心に、若穂地区のリンゴ畑を縫うように走るのどかな郷愁路線と化していました。 |
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