北条鉄道網引


網引		ABIKI

加西市東部の田園地帯の集落にある駅。１キロ弱南方には産業団地もあります。終戦直前の昭和20年この付近で旅客列車が脱線転覆し、死者12名を出す大事故が起きました。

駅舎はありませんが、コンクリートブロック積のホーム待合室の背に小さな駅名表示があり、その脇がホーム入口となっています。駅外との段差はありません。（H19.1撮影）

駅前には広場があり、大きな銀杏の木があります。正面の小屋はトイレ。その奥に駅入口があります。

ホームは１面１線。半分が舗装され、待合室や駅名標をはじめ構築物や備品は未舗装箇所にあります。

待合室とは別に木製ベンチもあり、その後ろには井戸もあります。構内ですがオブジェではなく本物です。

元々貨物扱いもあった駅で、構内下り方には倉庫とヤード跡らしき空き地が見られます。

ホームに面した側にも対向ホームか留置線の跡地のような空き地があります。

駅前にあった昭和20年の事故の説明。満員の列車の直前を戦闘機が不時着、その際レールを引っ掛けて、列車は脱線転覆した、とのこと。