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単色化された117系普通列車 |
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昭和49年に関西地区と北陸地区をショートカットする目的で敷設されたバイパス路線。それまでの米原経由よりも営業キロで約20キロ短絡しています。そのうえ全線が高架、築堤、トンネルなどで踏切の一切ない高規格線で、現在大阪・京都方面から北陸方面へ多く運転されている優等列車は全てこの線を通ります。また京都から敦賀は普通列車では米原経由がメインとなっていますが、平成18年に北陸線の敦賀までが直流電化に統一された結果、北陸方面への中距離輸送の役割も果たすようになりました。さらに将来的には、現在福井県南部以降のルートが決まっていない北陸新幹線ですが、この線をそのまま利用する案もあります。
沿線は琵琶湖と比叡山山系の「隙間」を走りますが、特に南部では新興住宅地が多く、バイパス線としては沿線人口が多い路線と言えますが、湖西線以前にも大津(浜大津)から近江今津までの民鉄江若鉄道がほぼ同ルートを走っており、すでにその駅を中心に形成されていた地域もあるようです。 |
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