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| 勝川駅で発車を待つ普通列車 |
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旧日本鉄道建設公団建設線である瀬戸線の一部を開業した城北線を運営する民鉄会社、とは言うより、JR東海の子会社で、城北線は施設をJR東海が保有する二種事業者です。城北線は平成3年に開業し、全線高架の複線非電化に単行のワンマン気動車が走るという奇妙極まりない路線。大都市外延の路線でありながら名古屋都市圏を避けるようなルートを取り、名古屋環状道路に沿って走るため車社会の名古屋圏としてライバルは強力。また二度ほど交差する名鉄線は互いに無視して乗換機能はなし。そして利用客は伸び悩んでいるという、本当によく分からない路線です。それというのも元来の瀬戸線の片身は愛知環状鉄道として別に開業しており、またJR稲沢駅へも達して貨物線の東海道迂回線として計画された線であるため、城北線は旅客線としても「片肺飛行」な状態でとりあえず運行されている状況だからです。とは言えこれ以上の拡充は絵に描いた餅に終わる公算が高く、結果的に将来を嘱望される新線と言うより、JR東海の鬼っ子のような、不思議な都会のローカル線です。 |
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