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武蔵増戸駅で離合する普通列車。 |
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青梅線のジャンクション拝島から秋川沿いに西進する、東京都内のみの僅か11キロ程度の短距離盲腸線。民鉄出自の路線で、青梅線同様開業時は奥多摩地方の石灰石輸送で賑わい、終点武蔵五日市の手前で分岐し、北方へ向かう貨物支線もありました。
現在はやはり青梅線と同じく東京最西部の近郊区間である一方で、ホリデー快速も運行されるなど、ハイカーも利用者の一定割合を占めます。しかし青梅線のように沿線に山の迫る渓谷はなく、むしろ田畑地帯をのんびり走る区間も多い、青梅線とは違った意味で都内では珍しい路線です。ベッドタウンと都心を結ぶ流動と休日の観光輸送が目立ちますが、全線単線のため通勤通学時間帯以外はそれほどの輸送密度はなく、路線の短さ、駅の少なさに、青梅線の存在感なども相まって、どこか地味な印象を受ける路線です。 |
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