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井原鉄道
早雲の里荏原駅で離合する普通列車
JRの伯備線総社と福塩線神辺を、山陽本線の北方10キロ前後を並走するように結ぶ井原線を運営する第3セクター会社。井原線は平成11年1月11日のイチ並びの日に開業した路線。起点の総社と隣の清音まではJR伯備線を使用する第二種事業者で、また終点神辺方ではJR福塩線を介して福山駅まで乗り入れる列車も設定されています。
開業は平成以後と新しいですが、大正期には井原と笠岡、神辺、矢掛を結んだ井笠鉄道が走っており、井原線も国鉄の計画線を開業させたものです。路線の一部は井笠鉄道のルートをほぼトレースし、井原市を中心に、ローカル線としては沿線人口は少なくはありません。
とは言えJRの地方の支線同士を結び、日常的なバイパス線でもないこの路線は、やはり経営的に順風満帆とはお世辞にも言えず、平成11年の開業をレポートした雑誌記事の見出しに「イバラの道」とあったことは個人的には記憶に鮮明です。
ローカル輸送に徹するしか道のないこの路線は、各駅にパークアンドライド用駐車場を整備するなど地元の利便性に配慮し、また地元食材を利用した食品を販売して、フリー切符の特典とするなど地元アピールによる観光客の取り込みを図っており、今後のローカル線の進むべき道を模索している様が伺えます。
駅名
駅舎
所在地
のりかえ
代表駅
市区町村
都道府県
井原線
総社
橋上
総社市
岡山県
清音
新RC/S
川辺宿
なし
倉敷市
吉備真備
なし
備中呉妹
なし
三谷
新RC/S
矢掛町
矢掛
新木造
○
小田
新RC/S
早雲の里荏原
なし
井原市
井原
新RC/S
●
いずえ
なし
子守唄の里高屋
なし
御領
なし
福山市
広島県
湯野
なし
神辺
新RC/S
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<凡例> 代表駅;■(都道府県代表駅)、●(市区代表駅)、○(町村代表駅)、△(町村代表駅「らしき」駅)
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