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越ノ潟の渡し その3

堀岡発着場が近づいてきました。770メートル、約5分の船旅ももうすぐ終了です。
そして接岸。渡し板が下ろされます。
堀岡発着場到着。小さな船旅はこれにて終了。

折り返し待ちの間、堀岡発着場を簡単に紹介しましょう。
周辺案内図。赤線が新港大橋予定線。新富山からの富山地鉄射水線が海沿いに出ていた旧四方駅周辺はこの図のまだ左(東)です。
発着場の待合室。装備は大体越ノ潟と同じです。
港側。この辺りでは釣り人もちらほら。
射水線代替バスやコミュニティ路線も含め4系統のバス路線が接続。「堀岡」の名は渡船発着場のみで、バス停は「新港東口」。射水線の駅にもあったこの名の方が通りはよいそうです。
堀岡から見た対岸の越ノ潟。正面対岸に見える3本のポールの下あたりに越ノ潟発着場があります。

臨港道路富山新港東西線は平成22年春の時点で未開通ですが、この画像は平成20年7月の画像。新湊大橋の工事も着実に進んでいることでしょうし、命脈のカウントダウンを見上げながら、今日も渡船は分断された新港の東西を結んでいます。

個人的には幼少時、海水浴で七尾湾にある能登島という島(現七尾市、旧能登島町。現在は能登島大橋とツインブリッジのとの架橋済み。)へよくフェリーで渡っており、またそこで漁船にも乗せてもらっていたため、決して海沿いで育ってはいませんが、船という乗り物は自分とはそれほど無縁の乗り物とは感じていませんでした。しかし今内陸で生活するうえでは、いつしか空路以上に接点のない交通手段となっていました。
越ノ潟フェリーはわずか往復10分ながら、思えば何の事前手続きもツテもなく、一般人が無料でエンジン付の船に乗れるという貴重な場。この非日常を味わえるのも今しばらくのことです。
おわり

(※新湊大橋は平成25年6月に開通し、「あいの風プロムナード」というエレベーター付きの歩道も併設されましたが、結局県営渡船は減便のうえ存続することとなり、現在も運航中です。)
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