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「学園都市線ではない札沼線」

冬の於札内駅です。駅舎のない駅は公道の踏切脇にあってそこに入口がある駅が多いですが、この駅は農道にしか接しておらず、畑地が雪に覆われる冬期は孤島に近い状態でした。ホーム上はキレイに除雪されていたとは言え、周辺は数軒の農家がある程度、前後鶴沼駅、南下徳富駅も比較的近い、という事情もあってかアクセス性はそのまま放置されていた感があります。この撮影の頃の札沼線は浦臼以遠一日3往復というダイヤ状況。この後一日1往復となり、廃止に至るわけですが、利用者が少ないから減便となり、減便するから利用者も選択肢から外してしまうという悪循環は、コスト上やむを得ないところなのでしょうか。近づき難かった冬のこの駅は、「学園都市線ではない札沼線」の密かな象徴だったかも知れません。

(JR札沼線於札内駅)
トップ使用R2.12.13-R3.2.25
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