紀伊半島のミニ鉄道、紀州鉄道には古めかしいレトロ車両が普通に現役で稼働しています。昭和51年製キハ603というこの車両が、市街の中心部にある踏切を越えていきました。裏通りとは言え主要県道の踏切で、この通り自体が昭和の空気が漂いますが、まだ人気の少ない薄暮の街を、さらに濃密に空気をレトロ染めていきました。