複線トンネル内に駅構内全体が入り込んでいる珍駅、旧北陸本線、現えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン筒石駅。そのホームです。何度降りてもトンネル内は気温が低く、湿度が高いのですが、この訪問日は7月末の夏真っ盛り。この温度差と湿度のために、初めて見たのですが構内全体に濃い霧がかかっていました。平成27年の3セク化により高速で通過する在来特急が全廃となり、この駅の名物だった突風がなくなりましたが、霧に進入する列車のヘッドライトが乱反射し、光源を中心に全体がボワーッと浮かび上がる光景、レトロな列車案内器の表示も含め独特な緊張感があり、この駅はこんな光景も隠していたのかと、なんとはない感銘を受けました。